こんにちは!修繕の寅さんの南 力也です!
本日お届けするのは、ロアー二Ⅱ(シングル材)の重ね葺きです!
近年では重ね葺きが主流になってきている中でも鋼板(板金屋根材)が多く知られていますよね。ですが、実はシングル屋根材も重ね葺きが出来るんです!!今までも幾つかの工事事例を発信しておりますが、もっと多くの方にも知って頂きたいので、重ね葺きの細かい施工内部までお見せしていこうと思いますので、知らなかった方もぜひ今回を機にご検討頂けると嬉しいです!!
では早速ですが、工事事例を見ていきたいと思います!
屋根重ね葺き工事事例
施工前 既存屋根材の様子
既存の屋根材はカラーベストです。経年劣化により屋根材の表面にカビが多数発生し、黒ずんでいるのが見受けられますね!細かいクラック(ひび割れ)も数か所あり、これ以上状態が悪くならないためにも、屋根工事をするのは良いタイミングでした!
軒先唐草の取り付け
軒先唐草は簡単に説明すると屋根面から伝ってきた雨水を樋に流すための大切部材になります。今回は屋根の重ね葺き工事ですので、既存の屋根材に釘を使用して留め付けていきます!
防水紙(ライナールーフィング)貼り
防水紙の仕様材はライナールーフィングですね!修繕の寅さんではお決まりの防水紙になります。こちらも軒先唐草同様に釘で留めて付けていきますが、防水紙を留め付ける場合は板金の端材などを併用して留め付けていきます。
そして防水紙の施工上、上下左右の重ねもしっかり取っている事を写真で確認できますね!!
ロアー二Ⅱ(シングル屋根材)葺き工事
ロアー二Ⅱは専用釘5本留めになります。ロアー二Ⅱの中でもスクエアという屋根材になると釘4本留めになるので、間違えないように写真を撮って確認しています。
チェックポイント 施工箇所
今回のチェックポイントは上記の箇所になります。忘れがちな本体のカットや板金重ね、板金取り合いのシールなど、しっかりと写真を撮り確認していきます。万が一忘れていても施工後は隠れてしまう箇所ですので、確認することができないですからね。。
さらに上記のような施工を忘れるだけでも、雨漏れに繋がる可能性があるので、細心の注意が必要です!
棟の同質材納まり
棟の同質材の納まりというのは、本体と同様の材質を使用している材料で棟部分を葺き上げていくことです。他には板金など使って納める方法もございますが、私は棟の納まりは同質材で葺き上げている見栄えが好きです。
施工完了全景
施工前の写真を見比べると一目瞭然ですね!葺き上がりの屋根材が綺麗のはもちろんですが、シングル材を使用しているので、経年劣化で多少の不陸にも馴染んでくれています。
※シングル材の特徴・・・軽量で柔らかく、自在がきく屋根材になります。
屋根重ね葺きの主なメリット・デメリット
◎メリット
・既存屋根材の撤去費用がかからず、工事費用が抑えられる。
・既存屋根材のめくり作業が無い分、工期が短縮される。
◎デメリット
・既存屋根材+新設屋根材の荷重が建物にかかることになる。
・重ね葺き後、再度屋根工事をする際は、2つの屋根材の撤去費用がかかる。
※今後、産廃費用がどのくらい高騰するかは未知数。
屋根工事費用
・屋根面積:木造2階建て 築15年 屋根面積100㎡
・仕様:既存屋根材(カラーベスト)にロアー二Ⅱの重ね葺き工事
・屋根工事費用:約100万円 ※仮設足場設置費用等は含んでおりません。
まとめ・お問い合わせ
屋根の重ね葺き工事では、メリット、デメリットは当然ございます!ですが、どちらにしても現状より良くなることに変わりはありません!お家にとって放っておくことが一番よくないですので、迷われている方はぜひ一度ご連絡下さい!屋根調査の後、しっかりと現状報告の上、一緒に決めていけたらと思います。
こちらからもお問い合わせできますよ!!
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