こんにちは、修繕の寅さんの富川です。
今回、ご紹介しますのは薄型化粧スレートにアスファルトシングル(旭ファイバーグラス株式会社、リッジウェイ)を重ね葺き(カバー工法)する工事です。
重ね葺き(カバー工法)
施工前(薄型化粧スレート屋根の状態)
屋根の状態は、棟板金や谷板金が錆で腐食して、薄型化粧スレート表面にカビ・コケなどが発生して経年劣化が見受けられました。
基材の状態からすると、葺き替えもしくはカバー工法が適正と判断しました。
施工中(リッジウェイ重ね葺き施工手順)
棟板金、下地木材撤去
屋根下地をフラットにするために、棟板金とその下地に使用している木材を撤去します。
軒先水切取り付け、防水紙張り
軒先板金を取り付け後、改質アスファルトルーフィング(NEWライナールーフィング)を板金チップでエアー釘打ち機を使用して留めます。
リッジウェイ葺き
スターターシングル・リッジウェイ葺き
軒先板金にシングルセメントを塗布し、スターターシングルにエアー釘打ち機を使用して、シングル釘コイルネイル40(カバー工法用)を一枚につき4本留めます。リッジウェイ本体も、シングルセメントを下の基材と重なる部分に点付けしてから、エアー釘打ち機を使用してシングル釘コイルネイル40を一枚につき4本留めます。このように軒先側から棟側にリッジウェイ本体を葺きます。
ヒップアンドリッジ(棟用部材)葺き
ヒップアンドリッジ(棟用部材)の重なる部分にはシングルセメントを塗布してから重ねて葺きます。
壁止まり部納まり
木下地をリッジウェイ本体の上に留め付け、雨押え板金を木下地に釘で取り付けます。板金が重なる部分は雨が入らないようコーキング処理をします。
施工後(リッジウェイ重ね葺き完了全景)
アスファルトシングル(リッジウェイ)の重ね葺きが完了しました。施工前は薄型化粧スレート葺きで色合いも暗めでしたが、屋根材にリッジウェイのデュアルブラウン色を選択していただき棟部材も同質を使用して、統一感もあり外壁タイルの色にも合って、全体的に明るい仕上がりとなりました。
樋工事
軒の鼻隠しに樋受け金具を取り付けます。
軒樋を取り付け、縦樋を止める金具は、壁がタイル仕上げであるため慎重に取り付けます。
工事費・概要
・地域:大阪市東住吉区
・内容:寄棟4寸勾配112㎡、下屋根1箇所、同質役物仕様、樋工事一式
・費用:約130万円 ※足場費用、ガラ処分費は除く
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富川徳次
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