南力也
こんにちは！修繕の寅さんの南 力也です！
今回ご紹介するのは近年人気の屋根材、シングル屋根材についてです。
そしてシングル屋根材の中でも主な2種類の屋根材、ロアー二Ⅱとリッジウェイについて紹介していこう思います。
まず初めに、シングル屋根材とは！？
近年多くの屋根に葺かれているシングル屋根材ですが、そもそも「どういった商品」なのかご存知でしょうか？
シングル屋根材を簡単に言うと、ガラス繊維からなる基材にアスファルトを含浸塗覆し、彩色石や彩色砂を圧着したものになります。
そしてシングル屋根材の最も大きな特徴としては、屋根材自体が柔らかく軽い事です。今までの屋根材は陶器やセメントのような固くて、重たいイメージが多かったと思いますが、シングル屋根材はその真逆です！
柔らかい屋根材にすることで、近年色々な屋根形状が出てきている中でも簡単に葺けてしまう屋根材になります。そして加工も容易でカッターや専用ハサミで切れちゃうほどなんです。
そんなシングル屋根材ですが、「本当に大丈夫なの？」と思われる方も多いはずです！でも本当に大丈夫なんです！多くの開発、改良がされて今のシングル屋根材になっており、性能はもちろんですが本体カラーも多く、和風・洋風の住宅にも選ばれているのです。
そして今回ご紹介するシングル屋根材がロアー二Ⅱとリッジウェイになります。「工事事例」でもたくさんの葺き替え事例を掲載していますので、ぜひ見て下さいね！！
ロアー二Ⅱの紹介
本体カラーはロアー二Ⅱ2色、ロアー二Ⅱスクエア5色、計7色でとても幅広く、軽くて丈夫なことから人気のある屋根材です。製造・販売元は田島ルーフィング株式会社になります。
ロアー二Ⅱ、ロアー二Ⅱスクエアの特徴としては緩勾配（1.5寸）の施工が可能で、上記でも表記されているプレセメント加工により接着強度がより強く、4年前の大型台風21号でも耐える強度を持っています。そしてロアー二Ⅱには天然石を用いているので、重厚感のある仕上がりになりますよ！！
リッジウェイの紹介
本体カラーは5色と、ロアー二Ⅱスクエアと同じですが、リッジウェイ本体にはランダムな石のグラデーションカラーをつくることで、デザイン性が高く、和風・洋風のお家でも多く選ばれている屋根材になります。リッジウェイの販売元は旭ファイバーグラスになります。
リッジウェイの特徴としては2層構造になっていますので、丈夫な上、とても軽いです。そして上記でも表記されているサンドスリップですが、すごく大事な役割があります。
【サンドスリップについて】
リッジウェイの2層構造により梱包時に段差が生じ、パレットに積むと波打ってしまい、冬場になるとそのまま固まってしまう事が想定されます。
そのため、サンドスリップと言われる釘打ちライン上部3㎝幅のみ通常の彩色石ではなく、細かい砂に変更することで梱包時の段差が少なくなり、パレットに積んだ際に製品がより平滑になるようにしています。よって冬場の波打ち現象が改善され、施工性が向上します。
※冬場にシングル屋根材を葺くと、波打っているように見える時がありますが、雨漏れなどの問題はなく、数日経てば屋根に馴染んできます。
ロアー二Ⅱとリッジウェイの大きな違い
ロアー二Ⅱとリッジウェイの大きな違いは、ロアー二Ⅱは国内産でリッジウェイは海外産ということです。
そして葺き替えた後でお客様から良くある質問で、「表面の石がいっぱい落ちている」的なことを言われるのですが、そこもまた大きな違いのひとつでありますね！！
ロアー二Ⅱはほとんどありませんが、シングル屋根材の表面にはたくさんの細かい石が散りばめられているのですが、特にリッジウェイは輸入産ですので、輸入される際に石が擦れ落ちても問題がないように、予め輸入の際に標準量より多く散りばめる事で、施工完了時に落ちている石は標準量より多く散りばめれた石が落ちていることになります。
※石が落ちているからといってリッジウェイ本体自体に何か問題ある訳ではございませんが、気になる方は詳しく説明を聞くことをお勧め致します。
まとめ・お問い合わせ
今回ご紹介したロアー二Ⅱ、ロアー二Ⅱスクエア、リッジウェイですが、重ね葺き（カバー工法）も可能な商品になりますので、屋根の葺き替えや重ね葺きをお考えの方はぜひ一度ご相談下さい！！
既存の屋根材により重ね葺きが出来ない場合もございますが、その際は他のご提案も可能ですのでお気軽にご連絡ください！！
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