増築屋根の工事事例と隣接していた取り合い部分の納まり

 

こんにちは!修繕の寅さんの南 力也です。

早速ですが、これは増築屋根を葺いた時の写真です。

まず初めに増築について簡単に説明すると、増築とは現在のお家の床面積を増やすことを意味しています。

例えば部屋数を増やしたり、二階建てのお家を三階建てにするなど。
同じ敷地内に別棟を建てることも増築にあたり、必ずしも既存の建物に隣接している必要はありません。
今回は既存の建物に隣接して、増築したお家の屋根工事をさせて頂きました。
既存の屋根は和瓦で増築する部分の屋根には平板瓦を葺く事になりました。

隣接している増築時の屋根工事

隣接している増築屋根に出てくる課題としては、既存の屋根と新しい屋根の取り合い部の納まりをどうしていくのかが問題になります。
ここの納まりを一歩間違えると雨漏れにも繋がって大変な事になりますよね!
そのような事にならないように念入りに打合せをして屋根工事を進めていきます。

施工前

既存屋根と増築屋根の取り合い部分を確認してから、どのような施工をしていくのかをこの時に、大工さん含め、職人さん達と打合せをし、屋根工事に入っていきます。

ルーフィング・瓦桟木

ルーフィングは 谷芯から1mほどを既存屋根にも被るように貼っていきます。
増築部分のルーフィングだからといって谷芯で止めてしまうと、流れた雨水がすべて谷芯から室内へと入っていきますので注意が必要です。
瓦桟木は墨通り留めていかないと瓦が斜めに葺いていってしまったりします。
瓦桟木の下にルーフテープ(キズリ)を入れる事で中に入った水が桟木上で溜まらないように水抜きの役目になっているのです。
※ルーフィング

※瓦桟木

増築部分の屋根葺き

谷部に板金を取付して屋根材を谷際でカットしていきます。

既存部分の屋根復旧

増築屋根瓦と同様に谷際で瓦をカットして棟積みを行い、屋根面の清掃をして完了になります。

※清掃後

まとめ・お問い合わせ

隣接している増築の屋根工事のご紹介でしたが、今回のように屋根材が違うこともありますので、取り合い部分の納まりを慎重に考え打合せなどをしっかりしていくことが大事です。
修繕の寅さんでは増築案件なども数多く施工してきていますので屋根工事に関して分からない事、気になる事などがあれば気兼ねなくご相談下さい!!

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初めまして!修繕の寅さんの担当している南 力也です! 私が修繕の寅さんを担当している最大の理由は、お客様と直接お会いし、お話しできて、尚且つ、工事完了後には笑顔で「ありがとう」と言われることで仕事のやりがいに繋がっているからです。 修繕の寅さんの「南 力也に任せて本当に良かった!」と思って頂くためにも、これからもお客様と寄り添い、一緒に作り上げていきたいと思います。何事にも全力で取り組んでいきますので、宜しくお願い致します。

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