こんにちは!修繕の寅さんの南 力也です!
まだまだ朝は冷え込んでいて少し寒いですね。屋根屋さんは天候によって左右される職種ですので、雨だともちろん休みなりますが、今の時期だと夜中は気温が低いため朝方屋根に上がると夜露が凍って滑るので作業できなかったり、夏になると日中気温が高く熱中症の恐れなどもあるので、何かと気をつけないといけない事が多い仕事ですが、今日も元気に頑張ります!!
そういった中で今回ご紹介するのは屋根の雨漏れ調査の事例です。
実際、雨漏れには必ず原因が隠れていて、屋根に上がった時すぐに原因が判断できる場合と、そうでない場合もありその際は詳しく調べることが必要になってきます。
そして今回は雨水によって屋根にどのような影響を及ぼし、どのように対処していくのかを見ていきましょう。
雨漏れの影響って!?
写真をご覧の通り〇部分が黒ずんでいるのがわかると思います。
これは雨水が浸入して屋根の下地である野地合板が濡れてシミになったものです。
そのまま放っておくと年数とともに野地全体に広がり腐っていき屋根の加重に耐えきれずに崩れる恐れもあります。
雨漏れの原因は!?
まず屋根の方はどうなっているのか!?屋根裏でシミになっていた部分の上の瓦を数枚めくってみました。そうすると〇の通り、雨水で濡れた後がありました。
※全体の様子
写真の屋根は一見綺麗に葺かれていますし年数も20年ちょっとしか経っていないので、瓦もまだまだ良い状態で瓦の割れも見当たらないのにどうして雨が入っているのか。。。
※雨漏れする可能性のある箇所
今回注目した箇所は隅棟でした。比較的に雨漏れが起きやすく、そのひとつの理由としては熨斗の勾配が緩く、水が中に入ってくるのが原因です。
※断面図
引用元:https://johokukawara.com/rooftop-work/repair/kikuchi01.html
どのように雨漏れを止める!?
棟の積み替え工事
一度棟を撤去(バラシ)して、熨斗瓦の勾配に気をつけながら棟を積んでいきます。
その際、既存の瓦の状態を確認して再利用することも可能です。
葺き替え工事
屋根全体を葺き替えることです。下地から全て新しい材にすることによって雨漏れを止めます。
今回の現場ではお客様の要望もあって、葺き替え工事になりました。
判断がつきにくい雨漏れの調査事例
上記のように屋根、屋根裏に上がった際に雨漏れの箇所や雨漏れの原因をすぐに判断できるのもありますが、時に雨漏れはしているが、どこから入ってきているかお客様もわからなくて、見た目では原因が判断つかない時もあり、そういったときは下記のように水をかけて調査していきます。
※屋根にある天窓や壁際などは雨漏れがしやすい
その後裏側を確認しましたが雨漏れはなく、外壁を調べたところ外壁部分からの雨漏れが見つかり、屋根の雨漏れではないことが証明され、雨漏れ調査は終了しました。
まとめ・お問い合わせ
今回ご紹介させて頂いたように、屋根の雨漏れはすぐに判断つく場合もありますが、すぐに判断がつかず水をかけて調査しても、屋根の雨漏れではなく、別の箇所のときもあります。
しかしいずれにしても雨漏れは放っておくと大変なことになりかねないので、早めの調査が必要です。修繕の寅さんでは雨漏れの徹底調査をし、早急に対処していきます。
こちらからもお問い合わせができますので、気になることがあれば気兼ねなくご相談下さい!!
メールでお問い合わせはコチラからどうぞ↓
https://www.shuzen-torasan.jp/blog/contact/
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