社寺仏閣や古民家の屋根改修の時は、古瓦を処分して新瓦で葺き上げることが多いのですが、お施主様は新しくなって嬉しい反面、愛着がある古瓦が処分されることに少し寂しい気持ちにもなられます。
御先祖様から代々受け継いでいる建築物ならなおさらではないでしょうか。
屋根の頂上に据えられる鬼瓦は、邪気から長年家を守っていたありがたいモノ。出来ることなら思い出として後世に残したいものです。
鬼塚にすることで後世に残ります。
鬼塚とは古い鬼瓦をつかって作るモニュメントのこと。
庭などに葺き替えの記念品、思い出の品として後世に引き継ぐわけです。
土台はこのような型枠を製作してコンクリートを流し込んで作ります。
この事案は平野区の某寺院で実際に弊社が行ったものです。
本体工事のブログはコチラ→【工事事例】淡路産段付飛鳥野瓦を使用して、お寺の瓦屋根を軽量化。土葺きから空葺きへ。
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ご覧の通り若くは有りません、弊社では2番目の古参です
大阪は阿倍野区で誕生し、生野区で育った生粋の大阪人です。このブログの管理人同様に、生野の学習院とよばれた林寺小学校に通い、生野中学、生野高校と進学しました、
ここまでは、兄である弊社の渡邊社長と同じ道を歩んだのですが、兄は大阪大学へ、私は勉強嫌いが災いして関西大学へ!大学へ進学後は勉強一筋では無く、体育会ソフトボール部に所属し、授業より部活優先。雨が降れば先輩に引きずられ麻雀店に…
まあ、体力は付きましたので、瓦寅入社後の仕事には役立ったようです。
その後は、仕事・結婚・子育て、に追われ、その後、家内を亡くし、二人の子供と兼業主婦、現在は長男と二人暮らし。
仕事の内容は、入社当初は職人さんと現場に入り、瓦葺き工事の経験を積み、職長として管理も行う様になりました。後は新築住宅から始まり、ゼネコンの箱物の現場管理(バブル期でして、ゴルフ場クラブハウスや公共建物、マンションなどにも各種の瓦が乗せられていました)。その後、お寺や神社、文化財建物の営業から調査、積算、現場管理を任せられる事になりました。現在は退職に向けた準備中の相談役です。
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