大阪の瓦寅工業㈱で大型物件担当をしています、営業の西藤です。
天然スレートとの出会い!
天然スレートとは
天然の石を薄く板状にスライスした屋根材のことです。今ではほとんどが輸入となっており、国産は出回っていません。バブル時は高級住宅や異人館、ゴルフ場などでよく利用されていました。
知人の紹介で某天然スレートの会社を紹介してもらい、いろいろ説明を聞いて面白そうな仕事と思い、27歳で天然スレート業界(屋根業界)に入りました。
天然スレートが利用されている有名どころは東京駅ですね。
私が施工した物件は神戸鱗の家、大阪中央公会堂、横浜開港記念館、移情閣(舞子)といった、有名な建造物ばかりなんです。
神戸鱗の家
うろこの家の工事は、阪神淡路大震災の影響で国道は渋滞の中、神戸市の復興の為に、異例の工事になりました。
廻りの道も悪く、キャタピラ車で材料搬入を行ったのが思い出されます。
大阪中央公会堂
今は亡き国産天然スレート(雄勝産)の葺き替え工事!とても貴重な建物です。
全体の70%は既存の材料を使用し、30%は新材料で施工いたしました。
横浜開港記念館
このころは、関東の仕事が多く、千葉県のロッテカントリーと横浜開港記念館の工事を同時に行っていました。
舞子 移情閣
今回は、文化財の物件のご紹介を致しました。
【天然スレートと私】をシリーズ化したいと思っています。
第2回は、曲線・壁とかどんな屋根にも対応する事をご紹介したいと思っています。
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西藤直樹
営業部部長 : 瓦寅工業㈱
輸入瓦、天然スレートなど特殊物件を施工してきた職人あがり。現在は大型物件の担当営業として瓦寅工業㈱に所属しています。長年培った知識・経験で、どんな物件でも対応します。
持前の明るい性格で、まわりを楽しくさせるムードメーカーです。
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